Blog /歯と口の健康週間に見直したい、歯ぐき下がりのセルフチェック5項目

「噛んだときに奥のほうがズキッとする」「冷たいものがしみる時期があったけれど、最近は落ち着いた」——そんな経験はありませんか。
痛みが引いたからといって、安心してそのままにしていませんか。
実は、痛みが治まった後こそ注意が必要な状態が、歯の根の内部では静かに進行していることがあります。
6月は「歯と口の健康週間」。今こそ見直したい歯の根のトラブル
毎年6月4日から10日は、厚生労働省などが定める「歯と口の健康週間」です。普段は後回しにしがちな口の中の違和感と向き合うきっかけとして、ぜひこの機会を活用していただきたいと考えています。
特に30代以降になると、過去に治療した歯の内部で再びトラブルが起こるケースが増えてきます。「以前治した歯がなんとなく違和感がある」「噛むと響く感じがする」といったサインは、歯の根、つまり根管(こんかん)の内部で炎症や感染が進んでいる可能性を示しています。
「歯の根の痛み」を放置するとどうなるのか
歯の根の中には、神経や血管が通る細いトンネルがあります。ここに細菌が入り込むと、神経が炎症を起こし、やがて壊死してしまいます。神経が死んでしまうと一時的に痛みが消えるため、「治った」と勘違いされる方も少なくありません。しかし、その後に起こる変化は決して軽いものではありません。
放置によって生じうるリスクには、次のようなものがあります。
- 根の先に膿の袋(根尖病巣)ができ、顎の骨が溶けていく
- 歯が割れて、抜歯を選択せざるを得なくなる
- 感染が広がり、顔の腫れや発熱などの全身症状を引き起こす
- 隣の歯や噛み合わせにも悪影響が及ぶ
歯を1本失うことは、見た目だけでなく噛む力や周囲の歯の寿命にも関わる問題です。早い段階で対応できれば、ご自身の歯を残せる可能性は高まります。
精密根管治療という選択肢
歯の根の治療(根管治療)は、肉眼では見えないほど細く複雑な根管の中を、丁寧に清掃・消毒・密封していく繊細な処置です。当院では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)やラバーダム防湿といった設備を用い、見える状態で精度を高めた治療を行っています。
「以前に根の治療をしたのに痛みが戻ってきた」というケースでも、再治療によって歯を残せる場合があります。状態によっては、自家歯牙移植など別の選択肢を検討できることもあるため、まずは現状を正しく把握することが大切です。
こんなサインがあれば早めの受診を
- 噛むと響く、浮いたような感覚がある
- 歯ぐきにニキビのような膨らみができている
- 過去に神経を取った歯に違和感がある
- 冷温で長く痛みが続く、または何もしなくてもうずく
まとめ:痛みが消えても、原因が消えたとは限らない
歯の根のトラブルは、自覚症状が落ち着いていても進行していることがあります。痛みの強弱だけで判断せず、気になるサインがあるうちに歯科医師の確認を受けていただくことが、歯を長く守る近道です。
辻堂カバサワデンタルオフィスでは、歯の根の状態を丁寧に診査し、患者さんお一人おひとりに合わせた治療方針をご提案しています。「この違和感、相談していいのかな」と迷われている方こそ、どうぞお気軽にご相談ください。
「お口全体」の機能性と美しさを追求する
藤沢市辻堂駅直結の歯医者・歯科
《辻堂カバサワデンタルオフィス》
住所:神奈川県藤沢市辻堂1-2-2 リストレジデンス辻堂タワー1階
TEL:0466-34-3555
記事監修者情報
辻堂カバサワデンタルオフィス
院長 椛沢 岳芳
学会・所属団体
- 5-D Japanインストラクター
- 5-D FST 役員
- 5-D Young役員
- 湘南デンティストリー 顧問
- 日本顎咬合学会 会員
- 日本歯内療法学会 会員
- 日本臨床歯周病学会 会員
- 日本顕微鏡歯科学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- 日本歯科審美学会 会員
